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2004年日文 中國史書訊

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日本 中國史研究訊息  2003年

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長江文明の探究森と文明の旅, 梅原猛/安田喜憲 /新思索社 2004/08出版
6000年の昔、中国・長江流域に稲作漁撈型の巨大文明があった。
著者らをリーダーとする環境考古学調査によって発見されたこの長江文明は、稲作日本のルーツかもしれない。
200点のカラー写真を駆使して紹介。
1 稲作の起源
2 都市の起源
3 長江文明の発展
4 長江文明の崩壊
5 長江文明と古代日本
満洲とは何だったのか, 中見立夫/藤原書店 /藤原書店 2004/07出版
一九三二年三月、中国東北地方に忽然と出現し、わずか一三年五カ月後に姿を消した国家、満洲国。
今日なおその影を色濃く残す満洲国とは何だったのか。
本書は建国の背景、国家理念、統治機構の特色を明らかにし、そこに凝縮して現れた近代日本の国家観、民族観、そしてアジア観を問い直す試みである。
新たに満洲・満洲国の前史と戦後に及ぼした影響など、その歴史的意義を想定問答形式によって概観する章を増補した。
序章 満洲国へのまなざし
第1章 日本の活くる唯一の途―関東軍・満蒙領有論の射程
第2章 在満蒙各民族の楽土たらしむ―新国家建設工作と建国理念の模索
第3章 世界政治の模範となさんとす―道義立国の大旆と満州国政治の形成
第4章 経邦の長策は常に日本帝国と協力同心―王道楽土の蹉跌と日満一体化の道程
終章 キメラ―その実相と幻像
補章 満洲そして満洲国の歴史的意味とは何であったか
清帝国とチベット問題多民族統合の成立と瓦解, 平野聡 /名古屋大学出版会 2004/07出版
神と獣の紋様学中国古代の神がみ, 林巳奈夫 /吉川弘文館 2004/07出版.
古代の中国で、祭祀用の青銅器に飾られた神の像=獣面紋。
自然に存在しない形で使われる虎の耳や水牛の角は、何を意味するのか。
鳥神や人面をもつ神など、獣面紋の移り変わりを解説し、人々の信仰の姿を描き出す。

1 獣面紋とはどういうものか
2 良渚文化の獣面紋
3 新石器時代から殷周時代の変化
4 獣面紋の成り立ち
5 珍しい獣面紋
6 複合獣面紋
7 春秋、戦国時代、それ以後

中国の衝撃, 溝口雄三 /東京大学出版会 2004/05出版
進展する経済と、わだかまる歴史問題。
いま中国をどう見たらいいのか?西洋化ではないアジアの近代を描いて、日中間にあらわな断層と齟齬に挑む。

序 “中国の衝撃”
1 中国と「自由」「民主」
2 現在形の歴史とどう向き合うか
3 歴史認識問題はどう問題なのか
4 歴史のなかの中国革命
5 中国近代の源流
6 再考・辛亥革命
7 二つの近代化の道―日本と中国
8 礼教と革命中国
9 もう一つの「五・四」
付 歴史叙述の意図と客観性

白川静著作集 別巻 金文通釈 2, 白川静 /平凡社 2004/05出版
始皇帝陵と兵馬俑 (講談社学術文庫 )鶴間和幸 /講談社 2004/05出版
二千二百年以上も前に中国を統一した秦の始皇帝。
その巨大陵墓は二重の城壁を備え、墳丘の下には未発掘の地下宮殿が眠る。
死後も皇帝の霊魂が地上で暮らすための寝殿を建て、八千体に及ぶ兵馬俑を造った帝国不滅への願望。
現地踏査を続ける第一人者が最新の研究成果や遺跡の徹底図解を紹介し、地下帝国の発掘から滅亡した地上の帝国の実像に迫る。
漢の劉邦 (研文選書 ) ものがたり漢帝国成立史, 堀敏一 /研文出版 2004/04出版
 亭長時代の劉邦(劉邦はどんな人か;亭とは何か ほか)
 民間勢力の蜂起と秦帝国の打倒(陳勝・呉広が旗揚げする;劉邦が挙兵する ほか)
 劉邦と項羽の天下争奪(項羽の天下配分策;劉邦の東進と漢帝国の萌芽 ほか)
 漢帝国の経営―皇帝となった劉邦(劉邦の皇帝即位;皇帝としての儀式と教養 ほか)
 劉邦の死前後(大風の歌;劉邦の死 ほか)
甲骨文墨場必携 集殷虚文字楹帖彙編 (新版)羅振玉/内山知也 /木耳社 2004/04
近代中国が生んだ甲骨金石学の第一人者・羅振玉の『集殷虚文字楹帖彙編』を内山知也博士の名訳で贈る書学者待望の書。
渤海国(講談社学術文庫 ) 東アジア古代王国の使者たち 上田雄 /講談社 2004/04
七世紀末、中国東北部・高句麗の故地に建国された渤海は、奈良・平安時代を通じて三十四回も日本に使節を派遣した。当初、唐や新羅に対する軍事上の連携から始まった交流は、北方産の毛皮と日本の絹などとの交易が主体となり、華麗な宮廷外交を展開。菅原道真と漢詩の応酬をした大使父子も登場した。二百年の交流の実像に、最新の研究をふまえ迫る。

プロローグ 知られざる東アジアの古代王国
第1章 渤海国の素描
第2章 渤海国からの使者
第3章 毛皮と繊維の交易
第4章 華麗なる宮廷外交の展開
第5章 船は季節風に乗って
第6章 急がばまわれの渤海路
エピローグ 渤海国の謎

東洋文化史(中公クラシックス ) 内藤湖南/礪波護 /中央公論新社 2004/04
新しい東洋学を創造した湖南の「日本文化史研究」「先哲の学問」「東洋文化史研究」等主要論考を収録。

日本文化史研究/ 先哲の学問 /東洋文化史研究 / 支那史学史 / 目睹書譚 / 京大文科の創設 / 追想雑録

中国古代の民俗と文化 桐本東太 /刀水書房 2004/03
第1部 中国古代の民俗(中国古代の墓―季節祭との関連から;市にさけぶもの―中国古代の市と予兆;中国古代における地の位相;『詩経』東方未明の一解釈;『詩経』「汝墳」の一解釈―古代歌謡論断片;分袂考;『山海経』と木簡―下ノ西遺跡出土の絵画板をめぐって;山中の独脚鬼に関する一考察―日中の比較)
第2部 中国古代の文化(不死の研究―始皇帝巡狩の一側面;始皇帝の第一回巡狩と封禅―あるいは封禅の始原について;始皇帝と「封禅」;中原逐鹿考;中国古代の服属儀礼;いわゆる「競射・採桑」図をめぐる一試論)
中国像への新視角(明治大学中国研究叢書 ) 三宅正樹 /南窓社 2004/03
近衛篤麿と清末要人(明治百年史叢書 ) 近衛篤麿宛来簡集成, 李廷江/衛藤瀋吉 /原書房 2004/03出版
1898年(康有為;鄒凌瀚)
1899年(梁啓超;汪鳳瀛 ほか)
1900年(蔡鈞;劉坤一 ほか)
1901年(劉坤一 ほか)
1902年(劉坤一 ほか)
1903年(蔡鈞(日本語)
勲記 ほか)
附録 汪精衛書簡
雲南と近代中国(シリ-ズ中国にとっての20世紀 ) “周辺”の視点から 石島紀之 /青木書店 2004/03
“周辺”ゆえに独自な歴史を刻んだ雲南の日本における初の通史。中央から遠く、かつ東南アジアと境を接して外の世界に開かれていた雲南。その近代史を、少数民族や社会史の分野も含めて描く。

序章 中国近代史と雲南
第1章 革命の震源地
第2章 民国の時代に生きる
第3章 龍雲と雲南の新時代
第4章 抗日戦争時期の雲南
終章 戦後の雲南

モンゴル帝国と大元ウルス(東洋史研究叢刊 ) 杉山正明 /京都大学学術出版会 2004/02
世界史の時代と研究の展望
第1部 モンゴル帝国の原像と変容(モンゴル帝国の原像―チンギス・カン王国の出現;モンゴル帝国の変容―クビライの奪権と大元ウルスの成立)
第2部 大元ウルスの首都と諸王領(クビライと大都―モンゴル型「首都圏」と世界帝都;大都と上都の間―居庸南北口をめぐる小事件より ほか)
第3部 大元ウルスと中央アジア(ふたつのチャガタイ家―チュベイ王家の興亡 ほか)
第4部 モンゴル時代をめぐる文献学研究への道―命令文・碑刻・系譜・刊本・写本(モンゴル命令文研究導論―真定路元氏県開化寺聖旨碑の呈示をかねて;草堂寺闊端太子令旨碑の訳注 ほか)
中国史のなかの諸民族 川本芳昭 /山川出版社(千代田区) 2004/02
漢民族は世界最大の民族であり、その人口は十一億人を超えている。その淵源は、黄河の中下流域に生じた文明、いわゆる黄河文明を築いた人びとが、自らを華夏、華人などと称した頃にまでさかのぼる。当初、わずかな限られた領域に居住した人びとが、何故に今日みるような巨大な民族にまで拡大しえたのであろうか。二十一世紀は民族の時代ともいわれる。本書ではそうした問題意識を持ちつつ、漢民族形成のもつ歴史的意味について考えてみたい。

中国史上の諸民族と漢民族
 漢唐間の北方民族と中国
 モンゴル族の国家
 女真族の国家
 長江流域以南の諸民族
 現代中国における民族問題

鉄器時代の東北アジア 臼杵勲 /同成社 2004/01
ロシア極東、モンゴル、中国東北部地域の紀元前1千年紀から紀元1千年紀にわたる鉄器時代について、遺跡・遺物を直視する実践主義を貫き、土器を中心とした編年をもとに集団の動きを論じ、広い視野に立って東北アジアの古代社会を照射する。

第1章 極東の自然と先史文化の展開
第2章 「東夷」世界の展開―初期鉄器時代
第3章 北狄の世界―草原地域の展開
第4章 靺鞨社会の形成―後期鉄器時代
第5章 古代の環オホーツク海世界
第6章 総括

長安(講談社学術文庫 ), 佐藤武敏 /講談社 2004/06出版
前漢・前趙・前秦・後秦・西魏・北周・隋・唐の諸王朝が都した長安とはいかなる都市であったか。
自然環境、都となる以前の歴史や文化を皮切りに、二百年余の都であった前漢の長安と、人口百万を擁する世界最大の都市として三百年近い栄華を誇った唐の長安を徹底研究。
その形状、人口、行政、防備、経済、文化等の角度から、両都の姿を浮き彫りにする。

 漢以前の長安周辺(西安の自然環境;新石器時代の西安附近;周の都豊・鎬 ほか)
 漢の長安(長安城の建設;長安城の形態;主な建築物 ほか)
 唐の長安(隋の大興城;唐長安城の形態;大明宮と興慶宮 ほか)

亀の碑と正統(白帝社アジア史選書 ) 領域国家の正統主張と複数の東アジア冊封体制観, 平勢隆郎 /白帝社 2004/02出版
東アジアは漢字文化を共有する。
しかし、その中は一様ではない。
同じように日本という国家の中も一様ではない。
本書は、これまであまり知られていなかった特別な碑石を検討し、それが東アジア全体に関わり、中国や韓国や日本という国家に関わり、そして国家の中の地域に関わることを、具体的に検証する。
自分こそが一番だと主張するための「形」が台座の亀に託された。

第1章 中国の亀趺碑(鳥取池田藩の亀趺碑;『唐令拾遺』;関野貞の研究 ほか)
第2章 朝鮮半島の亀趺碑(関野貞が明らかにした事実;今西龍・葛城末治が明らかにした事実;東アジア冊封体制―天下の成立からはじめて ほか)
第3章 日本の亀趺碑(わかっていなかった我が国の亀趺碑;日本に亀趺碑ができるまで;墳丘と亀趺 ほか)

清代アヘン政策史の研究, 井上裕正 /京都大学学術出版会 2004/02出
本書では、従来の「アヘン禁令変遷史」研究を「アヘン政策史」研究の次元まで高めたいと考えている。
そのために本書では、アヘン禁令を「内禁」と「外禁」に分けて考えるという視点に立って考察する。

第1章 嘉慶期前半の「外禁」政策
第2章 「外禁」優先と「カントン・アヘン」論の誕生
補論1 呉蘭修とカントン社会
第3章 両広総督李鴻賓のアヘン政策論
第4章 アヘン政策と「失察処分」問題
第5章 アヘン「弛禁」論
補論2 「嘉慶元(一七九六)年アヘン外禁」説弁誤
第6章 「アヘン吸飲者死刑」論
終章 「外禁」政策の断行

『三国志』を読む 井波律子 /岩波書店 2004/01
三国蜀に生まれた陳寿の手になる正史『三国志』は、書かれた当時から高く評価され、「近世の嘉史」とも称された。この正史をひもとき、乱世の三英雄、曹操・劉備・孫権それぞれの伝記の史実のなかに、英雄たちの真の姿を読む。『三国志』と『三国志演義』の両方を訳し、平明な語り口に定評のある著者が歴史の醍醐味と物語のおもしろさを存分に語る。


第1回 正史『三国志』と陳寿の伝記(『三国志』の時代;正史『三国志』 ほか)
第2回 「魏書」―“武帝紀”を中心に(紀伝体の書き出し;裴松之の注を読む ほか)
第3回 「蜀書」―“先主伝”“諸葛亮伝”を中心に(劉備の出自;関羽との出会い ほか)
第4回 「呉書」―“呉主伝”“周瑜・魯粛・呂蒙伝”を中心に(父、孫堅;兄、孫策 ほか)

唐宋の小説と社會, 岡本不二明 汲古書院 2003/10出版.
日本財界と近代中国辛亥革命を中心に, 李廷江 /御茶の水書房 2003/12出版
漢民族の源流を探る羌族史の解明から, 中野謙二 /エフ・アイ・プラン 2003/12出版
中国は漢民族の国と、理解されている。
しかし、考えてみれば、漢民族の形成は漢代以後のことである。
それ以前の主役は誰か?!この謎を解くのが遊牧の民・羌族の存在である。
彼らは炎帝神農氏を生み、中国初代の王朝・夏を築いた禹を世に送り出した。
歴史上に名高い周の武王、秦の始皇帝も羌族と密接なかかわりを持っている。
本書は最新の資料、文献を駆使、また四川省の現地に羌族の後裔を訪ねることによって、3000年以上に及ぶ羌族の歴史を解明した貴重な研究だが、それは半面において、漢民族の形成過程のみでなく、チベット族や雲南の少数民族諸族の源流をも解き明かしている。
また、羌族の盛衰を知ることは、過去において民族の対立、抗争と融合がどのように演じられたかをも理解しうる、貴重なデータである。

序章 石〓に住む人びと
1章 羌族との出会い
2章 神話と伝説の世界で
3章 蚕叢と夏禹の周辺
4章 「殷周革命」のころ
5章 秦の全国統一
6章 漢代は受難期
7章 大雑居、大融合の時代
8章 隋、唐から宋へ
9章 岷江流域の羌族
10章 盛衰をどうみるか
終章 抗争と融合のあとに

中野謙二[ナカノケンジ]
1931年富山県高岡市生れ。1954年東京外国語大学卒業。毎日新聞社に入社。1970年ソウル支局長。1973年香港支局長。1976年北京支局長。1979年論説委員。国際事情、とりわけ中国問題の取材と報道、論評に当たる。1986年国立高岡短期大学教授。1989年東海大学教授。2002年定年退職

初唐の文学思想と韻律論,古川末喜 /知泉書館 2003/12出版
618年の唐王朝創建から1世紀に亙る初唐文学の歴史的位相と多様に展開する文学的営為に迫る。
はじめに漢代から六朝への800年におよぶ唐代文学の前史に光を当て、漢代を代表する賦を新たに位置づけ、またこの時期の文学の自覚化についても資料的側面から通説を批判、書簡文学や文学機能論とともに趣味的文学観の周辺にその誕生の鍵を見る。
さらに六朝期に著しく発達した中国文学独自の文体分類についても新見解を示す。
文学思想史上、国家形成期の初唐は六朝文学論の圧倒的影響を受けたにもかかわらず、いかに唐代的な萌芽を育んだのか。
歴史家たちの文学論や文学史観をとおして、南朝から唐代への過渡期において国家と文学がはらむ時代の陰影を明らかにする。
律詩は中国文学の精華であり初唐に完成するが、中国古典詩の根本テーマ「なぜ五言・七言詩なのか」について、魏晋南北朝にまで視野を広げて韻律論の生成と発展を考察しつつ、中国語の等時拍的性格から古典詩の基層に流れる8音リズムに着眼、五言詩・七言詩が洗練された詩形として成熟していく過程の分析は、本書の白眉ともいうべき著者独自の貢献を示す。

第1編 漢魏六朝期の文学思想(賦をめぐる漢代の文学論;建安・三国文学思想の新動向;六朝文学評論史上における文体分類論 ほか)
第2編 初唐の国家と文学思想(選挙論からみた隋唐国家形成期の文学思想;初唐歴史家の詩文発生論と創作論;初唐歴史家の文学効用論と文学史観 ほか)
第3編 六朝隋唐の韻律論をめぐる文学思想(六朝文学評論史上における声律論の形成;六朝文学評論史上における声律論の展開;『文鏡秘府論』にみる四声律と平仄律 ほか)

中国古代国家の形成と史学史 ,五井直弘 /名著刊行会 2003/11出版
本書は、五井直弘氏の『漢代の豪族社会と国家』『中国古代の城郭都市と地域支配』に次ぐ、第三遺稿集である。
著者は、戦後一貫して、殷周代・春秋戦国から秦漢を経て魏晋に至る国家と豪族社会、城郭都市、鉄などの研究、および東洋史学を中心とした史学史に取組んで来た。
本書には、前二著に収められなかった、中国古代国家形成にかかわる通史的叙述、春秋末頃成立し、魏によって滅ぼされた中山国について解明した雄篇、中国古代史研究にかかわる史学史的論考を収める。
いずれも問題提起的論考であり、前二著と合せ、五井史学の全体像をうかがうに足ろう。
第1章 中原国家の形成
第2章 専制帝国の形成
第3章 古代国家の完成と没落―赤眉の乱と光武帝
第4章 党錮の獄―宮廷をめぐる宦官と官僚の抗争
第5章 華夏族の形成と中山国―古代統一国家成立の基底としての
第6章 中山の人々―その後
第7章 『史記』と正史―中国における歴史思想の源
第8章 中国古代史研究と考古学
第9章 白鳥庫吉考補遺
中国人の見た明治日本(にっぽん)東遊日記の研究, 佐藤三郎 /東方書店 2003/11出版.
中国人が朝鮮や日本を旅行した際の日記や報告書を「東遊日記」と総称する。本書は、明治時代の日本を対象とした「東遊日記」から12篇を選び、著された時代背景や著者の人となり、内容の一部を紹介する。当時、明治維新を経て近代国家への道を歩みつつあった日本に対して、清朝は欧米列強からの圧力と国内の動揺に苦しんでいた。本書で紹介する12篇は知名度も著された目的も異なっているが、そこからは憧憬、共感、誤解、反発、批判など、中国の知識人から日本へ寄せられたさまざまな視線と同時に、明治期日本の一面を窺うこともでき、日中関係史を考察する上で貴重な資料を提供している。

「東遊日記」について
李圭『東行日記』
何如璋『使東述略』
李筱圃『日本紀游』
王之春『談瀛録』
王詠霓『道西斎日記』
李春生『東遊六十四日随筆』
章宗祥『日本遊学指南』
胡玉縉『甲辰東游日記』
黄尊三『日本留学日記』
黄慶澄『東游日記』
丁鴻臣『四川派赴東瀛游歴閲操日記』
河北省派遣教育視察団『考察教育日記』
日清戦争が清国人心に及ぼした影響について
「東遊日記」と私

魏晋南北朝官僚制研究, 窪添慶文, 汲古書院 (2003-09出版).
第1部 中央と地方の官僚制(北魏前期の尚書省について;北魏門下省初稿;北魏初期の将軍号 ほか)
第2部 官僚制の内部(国家と政治;北魏後期の政争と意志決定;北魏の議)
第3部 官僚制と宗室(河陰の変小考;北魏の宗室;本貫、居住地、葬地から見た北魏宗室)
魯迅と日本,沼野誠介, 文芸社
楊貴妃文学史研究, 竹村則行 /研文出版 2003/10出版
中国の美術見かた・考えかた, 古田真一/山名伸生 /昭和堂(京都) 2003/10出版.
中国美術の入門書。多くの図版とともに歴史や意味にも触れる。これから中国美術を知ろうとする人必携。

中国美術の見かた(玉器の図像学(新石器時代)
鬼神の器、祭式美術―婦好墓酒方壷(商)
長江流域の古代文明―三星堆と曽侯乙墓(商∼戦国)
永遠を願う文字―開通褒斜道刻石(前漢)
書の本流(六朝∼唐・宋) ほか)
中国美術の考えかた(中国の芸術;書論の発生と展開;画論の発生と展開;擬古・倣古 ほか)
手引きと資料

長城の中国史―中華vs.遊牧六千キロの攻防,阪倉 篤秀【著】,講談社
山を削り谷を埋め、二千年の歳月をかけて築かれた中華世界の防波堤=長城。それは、澎湃と興起する遊牧民対策への最終回答たり得たか。秦の始皇帝から明代まで、長城を巡り展開する壮大な中国史。

プロローグ 長城はなぜ作られたか
第1部 秦の始皇帝と長城
第2部 歴代の長城
第3部 明の長城―点から線へ
第4部 明の長城―充実と終焉
エピローグ 長城とは何だったのか

 

「清明上河図(じょうがず)」をよむ, 伊原弘 /勉誠出版 2003/10出版
12世紀。
風流天子徽宗の御世の『清明上河図』。
清緻な画法で、北宋時代の都市がカレイド・スコープのようにまわる。
なにが描かれ、なにが封じこめられたのか。
『水滸伝』のなかにもかきこまれる開封。
16名の読み手による謎解き。

1 『清明上河図』をよむ(『清明上河図』と北宋末期の社会;境界の風景―形象としての、あるいは方法としての ほか)
2 画中の世界(『清明上河図』中のひとびとの識字と計算能力;『清明上河図』にみる飲食 ほか)
3 比較史からの読み(『清明上河図』と日本の都市景観―『年中行事絵巻』『一遍上人絵伝』『洛中洛外図屏風』との比較を通して;絵画史料としての『清明上河図』―日本史からの読み方)
4 織りなす世界(『清明上河図』は『金瓶梅』の生みの親?;『清明上河図』の行交う人々に会い、その運命を読む)
5 西からのまなざし(「橋の下、水は流るる:『清明上河図』に関するさらなる一考察」より抜粋;『清明上河図』と宋代東京の歴史的地理 ほか)

 

王國維の生涯と学問,  佐藤武敏 /風間書房 2003/11出版
王国維は二十世紀の中国を代表する学者で、後世の学術研究に甚大な影響を与えた。
本書は、王国維のとくに学問史、精神史の軌跡を追求したものである。

第1章 西洋学への道(新学へ;西洋哲学への傾倒)
第2章 慰藉としての中国文芸(西洋哲学から文学へ;詩詞の創作 ほか)
第3章 辛亥革命期の生活と思想(在日時代;上海時代 ほか)
第4章 王国維の国学とりわけ歴史学(王国維における国学の問題;滞日中の古史研究 ほか)

梁啓超年譜長編 第一巻,丁文江,趙豊田 編/島田虔次 編訳 岩波書店
中国主要地名辞典 隋∼宋金, 铃木哲雄著, 山喜房仏書林 2003/09出版.
唐明律合編稿本(関西大学東西学術研究所資料集刊 ) (上,下) 薛允升/奥村郁三 /関西大学出版部 2003/07出版
本書は関西大学図書館蔵内藤文庫所収『唐明律合編稿本』の「明律部」の影印である.
漢民族の源流を探る 羌族史の解明から 中野謙二 /エフ・アイ・プラン 2003/12
中国は漢民族の国と、理解されている。しかし、考えてみれば、漢民族の形成は漢代以後のことである。それ以前の主役は誰か?!この謎を解くのが遊牧の民・羌族の存在である。彼らは炎帝神農氏を生み、中国初代の王朝・夏を築いた禹を世に送り出した。歴史上に名高い周の武王、秦の始皇帝も羌族と密接なかかわりを持っている。本書は最新の資料、文献を駆使、また四川省の現地に羌族の後裔を訪ねることによって、3000年以上に及ぶ羌族の歴史を解明した貴重な研究だが、それは半面において、漢民族の形成過程のみでなく、チベット族や雲南の少数民族諸族の源流をも解き明かしている。また、羌族の盛衰を知ることは、過去において民族の対立、抗争と融合がどのように演じられたかをも理解しうる、貴重なデータである。
序章 石〓に住む人びと
1章 羌族との出会い
2章 神話と伝説の世界で
3章 蚕叢と夏禹の周辺
4章 「殷周革命」のころ
5章 秦の全国統一
6章 漢代は受難期
7章 大雑居、大融合の時代
8章 隋、唐から宋へ
9章 岷江流域の羌族
10章 盛衰をどうみるか
終章 抗争と融合のあとに
後漢書( 列伝4(巻32∼巻43) ) 第6冊, 范曄/吉川忠夫 /岩波書店 2003/11出版
四川の伝統文化と生活技術, 渡部武, 霍巍, ダニエルス,クリスチャン, 慶友社 (2003-08-28出版)
『三国志』の蜀国の舞台となった西南中国は、多民族が固有の伝統文化を保持しながら棲み分け、特異な歴史を展開してきた。
現在、中国政府は西部大開発を推進し、生活様式は激変しつつある。
本書に紹介の諸民族の物質文化や考古・民俗資料は、未公開の貴重な歴史的記録である。

第1章 長江上流域における巴蜀文化の探究
第2章 岷江上流域新出土の南朝石仏と造像問題
第3章 四川西北部の石〓建築
第4章 黔江地区の河川交通と商品経済の歴史
第5章 黔江地区土家族・苗族の婚姻と葬制
第6章 カム地方の農業―稲作をしない米食農民の出現
第7章 西南中国の犂と犂耕文化
第8章 西南中国における鉄器加工技術とその特色
第9章 西南中国チベット族の住まいと空間利用

 

中国地域と対外関係, 山川出版社 (2003-10-15出版), 岸田裕之.
東アジア社会との深い交流の歴史をもつ「中国地域」。
人や物の交流が広域化・国際化する中で変容する地域の特質や自己認識を地域の視座から検討した13編の論考。
地域史像の総合化を試みた意欲作。

九世紀前半の日羅交易と紀三津「失使旨」事件
南宋期浙東における墓と地域社会―対岸社会の一断面
戦国・豊臣期の貨幣流通と東アジア貿易
日本地図から見た十六世紀の「中国地域」
戦国大名毛利氏の石見銀山支配
石見銀山の地質と鉱床
『八箇国御時代分限帳』にみる毛利氏の朝鮮への動員体制
中国地方たたら吹製鉄の技術伝播
近世瀬戸内一海村における“国際経験”
菅茶山編「逸詩」による福山藩天明一揆の記録
近世後期長州藩の対外防備―アヘン戦争情報と羽賀台大操練を中心として
広島県深沼漁業組合の朝鮮海出漁―明治三十年の伝習操業の一事例
明治中期の中国地方における東アジア進出について